スタッフ紹介（新田 次郎）

自己紹介

新田 次郎（にった じろう）と申します。

滋賀県生まれの三重県育ちで昔から田んぼや川といった自然の多い田舎で育ちました。みなさんは田舎っていいじゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、最寄駅まで徒歩３０分近くかかり１人に車１台が普通の地域だったので、何をするにも距離があり不便に感じていました。そこで育った私には人一倍都会への憧れが強かったように思います。
私の家は古く、夏暑くて冬寒いという断熱効果のまったく無い古民家でした。石油ストーブで上にヤカンを置いてお湯を沸かしたり、お餅を焼いたりしていたのはいい思い出です。ただ近所では割りと新しい家も多いので友達に家を見られるのが恥ずかしくて自分の家に誘うということはほとんどなく、いつも友達の家や公園、川など遊び歩いていました。

ただそんな家でも今思うと帰る場所がずっとそこにあるのはとても有難いことだとつくづく感じます。フラフラと遊び歩いて夕方に帰るとちゃんと家はそこにあって、母親が晩御飯を作って「お帰り」と言ってくれるのが当たり前だったことがどんなに幸せな環境だったのかが、東京に出てきて身にしみて感じました。文句をたくさん言いつつも実家で育ち、帰る家があって、両親や兄弟がいて、これら全てが今の私を作っているルーツなのだと胸を張って言える私の自慢です。