墨田区の住みやすさは？治安、家賃相場、おすすめの駅を紹介

墨田区といえば、国技館や東京スカイツリーなど、観光名所を思い出します。

観光地だと住みやすさはイマイチなのでは？と思う方も多いでしょう。

実は、墨田区は下町情緒も残っているのに交通利便性もよく、さまざまな世代に住みやすさで定評がある街。

記事では、墨田区の治安や家賃相場、おすすめ駅などから住みやすさを検証します！

墨田区の基礎知識

面積

墨田区面積は13.77平方キロメートル。

東京23区のなかでは17番目の面積で小さめの区です。

墨田区は東京都の東側に位置し、東は葛飾区と江戸川区、西は台東区と荒川区、南は江東区、北は足立区が隣接しています。

隅田川と荒川に囲まれている墨田区は、水辺や公園が多く自然が身近な街なので、落ち着いた雰囲気で住みやすさに定評があります。

人口

平成30年度の墨田区の人口は271,859人で、東京23区中16位。

墨田区には飲料メーカーのアサヒグループや生活用品メーカーのライオンなど、大手上場企業が集まっているため、流入は多いですが人口は少ないようです。

　　　　

治安・周辺環境から見る住みやすさ

治安のよしあしは住みやすさに影響しますよね。

治安の指標の一つである「犯罪発生率（犯罪件数÷人口）」を見てみると、墨田区は東京23区中8位です。

ランク	区	犯罪発生率
1位	千代田区	5.03%
2位	渋谷区	2.40%
3位	新宿区	1.85%
4位	台東区	1.58%
5位	豊島区	1.55%
6位	港区	1.49%
7位	中央区	1.40%
8位	墨田区	0.96%

8位というと治安が心配になりますが、犯罪が発生しているのは江東橋や錦糸など、錦糸町駅周辺に集中しています。

錦糸町は駅前に映画館や大型商業施設があり便利ですが、夜になると歓楽街に変わり、水商売の人や酔っぱらいが多く、治安に心配があります。

女性の一人暮らしは避けたほうがよいでしょう。

治安の良さを重視する方は、錦糸町駅以外でお部屋を選ぶとよいでしょう。

交通アクセス

交通アクセスからも住みやすさに定評がある墨田区。

墨田区を通る路線は全部で9路線です。

• JR総武線・総武本線
• 東京メトロ半蔵門線
• 都営浅草線
• 都営新宿線
• 都営大江戸線
• 京成押上線
• 東武伊勢崎線（東武スカイツリーライン）
• 東武亀戸線
• 東武伊勢崎線

墨田区を通るJR線は総武線・総武本線のみですが、細かく地下鉄が走っているので通勤、通学に便利です。

墨田区は東京都の東側に位置するので、上野や東京へのアクセスは抜群。

知らない方も多いですが、東武伊勢崎線（東武スカイツリーライン）の準急・急行は押上駅から東京メトロ半蔵門線に直通運転をしています。

伊勢崎線沿線は半蔵門線沿線よりも家賃相場が安めですが、直通運転をしているため、大手町や渋谷、表参道まで1本で行くことができます。

また、墨田区はバスも充実している点でも住みやすさに定評があります。

区内循環バス「すみだ百景　すみまるくん、すみりんちゃん」は、大人100円で利用できるバスです。

墨田区内の駅や錦糸公園、隅田公園、江戸東京博物館など、お出かけスポットに気軽に行くことができます。

墨田区は区役所が駅から離れていますが、循環バスを使えばスムーズです。

細かく駅やバス停がある墨田区は、住みやすさで一押しの街です。

子育てのしやすさ

つぎに、墨田区で子育てをする方にとっての住みやすさを見てみましょう。

保育園の入りやすさ

墨田区の保育園の待機児童数は平成30年4月時点で83人。

東京23区で10番目の数字です。

墨田区はそこまで保育園に入りにくいことはありませんが、激戦の1才児・2才児クラスに入園する場合は早めに情報収集をしましょう。

私立幼稚園補助金

私立の幼稚園に入園すると、区立と異なり入園金が発生します。

墨田区では、私立幼稚園の入園料として一律4万円補助してくれます。

=> 私立幼稚園の補助金の種類と金額 - 墨田区公式ウェブサイト

医療費助成制度

東京都では、子どもの医療費を区が助成しています。

墨田区でも、中学3年生まで保険診療の自己負担分を区が助成してくれるので、何かと通院が多い時期に助かりますね。

医療費助成制度に保護者の所得制限はありません。

=> 子どもの医療費の助成 - 墨田区公式ウェブサイト

月イチひろば「おれんじたいむ」

墨田区では、親子で気軽に行ける遊び場として、「おれんじたいむ」を月1回支援センターで開催しています。

対象は赤ちゃんから4歳くらいまでの子どもと保護者です。

同じ地域でママ友を見つけたり、情報交換をしたり、予約をせずに遊びに行くことができるので、引っ越しだばかりでも住みやすさ抜群。

場所は京成曳舟駅近くの「子育て支援総合センター」です。

イベントの情報は墨田区のサイトを確認してください。

=> 子育て支援総合センター - 墨田区公式ウェブサイト

すみだ子育て支援ネット「はぐHug」

墨田区では、墨田区住人向けに育児支援サービスを運営しています。

「はぐHug」は、子育てサポーターや病後児サポーターが自宅で一時的に子どもを保育する支援サービスです。

自宅で子どもを保育するサービスは「ファミリーサポート（通称ファミサポ）」もありますが、こちらは登録を自宅でできたり、利用要件によってはファミリーサポートよりも利用料金が安くなります。

赤ちゃんが生まれてすぐに利用できるのもメリットです。

住みやすさに定評がある墨田区ならではの支援ですね。

保護者の通院や体調不良、心身回復、保育園に登園できないなどの利用条件があるので、利用前に情報を確認するようにしましょう。

=> 育児支援サービス（PDF） - 墨田区公式ウェブサイト

　　　　

買い物施設

子育てをしていると、お買い物に行きにくくなりますよね。

墨田区には一人でも家族でも気軽に行けるお買い物施設が充実しています。

墨田区のお出かけスポットランキング

お出かけスポットがたくさんあると住みやすさがアップしますよね。

つぎに、墨田区のお出かけスポットをランキング形式でご紹介します。

第1位：東京スカイツリー（押上駅、東京スカイツリー駅）

「東京スカイツリー」は、高さ634mある東京観光のシンボルです。

スカイツリーとともに周辺が開発され、押上は住みやすさがアップしました。

300以上の店舗がある「東京ソラマチ」、「コニカミノルタプラネタリウム“天空”」、「すみだ水族館」などの施設などを総称して「東京スカイツリータウン」と呼ばれています。

東京都を一望できる展望台は、一度は行ってみたいおすすめスポットです。

ソラマチには東京や横浜で人気の飲食店が一挙に集結しているので、食べ歩きをすることができます。

ただし、観光シーズンは非常に混雑するので注意しましょう。

第2位：江戸東京博物館（両国駅）

江戸東京博物館は、江戸・東京の歴史や文化、生活を見て体感できる都立の博物館です。

常設展示室には江戸時代の日本橋や芝居小屋を再現した大型ジオラマや、明治時代の街並みを立体で展示しています。

1階にある特別展示室では、年5階ほど特別展を開催しているので情報をチェックしておきましょう。

第3位：すみだ水族館（押上駅、東京スカイツリー駅）

すみだ水族館は、スカイツリーの5階・6階にある水族館です。

水族館というと子ども向けのイメージがありますが、すみだ水族館は大人も楽しめるのが特徴。

夜にはお酒を飲みながら座って魚たちを見つめたり、大人限定のプログラムも用意しています。

家族で楽しむのはもちろん、デートスポットとしても評判です。

第4位：隅田公園（浅草駅）

面積が狭く公園があまりないように思える墨田区ですが、実は川が近くにあるので、水辺の公園が充実しています。

なかでも隅田公園は、約8万平方メートルの広さを誇る都内有数の公園です。

春にはスカイツリーと桜を一緒に見ることができると大人気。

穏やかな水辺は散歩コースにぴったりなので、犬を飼っている人にとっても住みやすさ抜群ですね。

夏には隅田川花火大会がおこなわれることでも有名です。

第5位：アルカキット錦糸町（錦糸町駅）

アルカキット錦糸町は、錦糸町駅にある三井のショッピングモールです。

館内にはスーパーマーケットのライフや、子育てファミリーが嬉しい「赤ちゃん本舗」もあります。

GUやユニクロ、書店も入っているので、1箇所で家族のお買い物ができて便利ですね。

錦糸町周辺にはショッピングモールが多くあるので、女性のお買い物は錦糸町で事足りるという口コミもあります。

物件相場

家賃が安いことは住みやすさに影響します。

墨田区の間取りごとの家賃相場は以下の通りです。

間取り	家賃相場（万円）
ワンルーム	10.39
1LDK	15.83
2LDK	18.8
3LDK	18.75

参照：https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/sumida-city/price/

一人暮らし向けのワンルーム賃貸でも平均10万円を超えてしまいます。

交通アクセスがよく、住みやすさ抜群なので、家賃相場はちょっと高め。

両国駅・錦糸町駅・菊川駅あたりはお部屋の家賃は高めです。

家賃を少しでも抑えたい！という場合は、京成押上線や東武線沿線でお部屋を探してみるとよいでしょう。

直通運転もあり、意外とアクセスが良いのに落ち着いてた街で、住みやすさは家賃の高いJR線沿線より上かもしれませんよ。

墨田区で住みやすさ抜群の駅ランキング

つぎに、墨田区で住みやすさに定評がある駅をランキング形式でご紹介します。

住みやすさ第1位：両国

墨田区で住みやすさ抜群の駅1つ目は両国駅です。

両国駅はJR総武線と都営大江戸線が通る駅です。

秋葉原駅までは2駅4分、上野駅まで13分と好アクセス。

治安もよく落ち着いた環境なので、墨田区のなかでも住みやすさにも定評があります。

特に、隅田川沿いは雰囲気もよく、ウォーキングやランニングにもぴったりです。

大型のスーパーはありませんが、マルエツプチやまいばすけっとなどのコンパクトなスーパーが点在しているのでお買い物にも困りません。

住みやすさ第2位：曳舟

墨田区で住みやすさ抜群の駅2つ目は曳舟駅です。

東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、亀戸線、京急鉄道押上線が通る駅です。

下町のイメージが強い曳舟駅ですが、開発が進み、今ではタワーマンションも立ち並ぶ街に変貌して住みやすさが格段に上がりました。

駅前には大きなイトーヨーカドーがあり、食品から衣料品、ベビー用品まで買い揃えることができるので大助かりです。

京成曳舟駅近くにある「キラキラ橘商店街」には、個人商店のお惣菜屋さんやパン屋さんが充実しるので、住みやすさが評判のエリアです。

住みやすさ第3位：押上

墨田区で住みやすさ抜群の駅3つ目は押上駅です。

押上駅はなんと4路線通っている交通アクセスが良い駅です。

• 東京メトロ半蔵門線
• 東武伊勢崎線
• 都営浅草線
• 京成押上線

が通っているので、通勤・通学に便利。

押上駅から大手町駅へは半蔵門線で15駅、新橋駅へは浅草線で17駅です。

スカイツリーができたことで街が開発され、下町の雰囲気と近代的な街が共存しています。

押上駅はスカイツリーに直結しているので、仕事帰りにも立ち寄りやすいです。

スカイツリーは観光地というイメージが強いですが、東京ソラマチには気軽に入れる飲食店も多いので、日常使いできますよ。

また、駅前には「セントラルスクエア」という商業施設があります。

スーパーのライフが入っており、普通のライフにはないような生鮮食品やお惣菜が充実していると口コミでも評判。

2階には家具店のニトリが入っているので、お部屋をちょっと変えたいなというときにも便利です。

住みやすさ第4位：東向島

墨田区で住みやすさ抜群の駅4つ目は東向島駅です。

東向島駅は、東武伊勢崎線の駅です。

墨田区らしい下町らしい街並みに、団地がたくさんある街なのですが、住みやすさの理由は物価の安さ！

データによると、墨田区の1LDK家賃相場が約15万円なのに対し、東向島駅は11万円ほどです。

4万円も安くお部屋を借りることができます。

駅周辺には激安の八百屋さんやディスカウントストアあるので、生活費を抑えたい人にとって住みやすさ抜群。

東向島駅前にはスーパーのグルメシティ、ライフ、コモディイイダもあります。

工場も多くありますが、繁華街はないので治安もよく住みやすさに定評があります。

団地が多いため子育て世帯にとっても住みやすさ抜群です。

住みやすさ抜群の墨田区で住まいをお探しの方は当社へご相談ください！

墨田区は温かい下町情緒も残しながら、交通利便性や買い物施設が充実しているので、住みやすさに定評があります。

女性の一人暮らしにも、子育てファミリーにもおすすめのエリアです。

墨田区で住みやすさ重視のお部屋・不動産をお探しの方は、当社までお気軽にご相談ください！